2015/04/06 13:14
「食ネットでネットショップをはじめたい」。
オンラインショップが立ち上がったのは、どぶろく等を販売しているサリモスの後藤清幸さんの一言からでした。
「地域で経済をまわすことも大切。だけれども、竹田でつくっている商品を、市外の人々にも知ってもらって楽しんでもらうことも大切」。
後藤さんは話します。
後藤清幸さんは、自己紹介のときに、必ず「自分は百姓だ」と言います。
日本百名山に数えられる祖母山のふもと、神原地域で代々続く農家に生まれ育ち、現在も住んでいます。
くぬぎの木立の美しさが印象的な場所です。
今年で17年目を迎える無農薬・無肥料の合鴨米をはじめ、「poco a poco sarimos(サリモス)」の名前で、
一日一組限定の宿泊リストランテを営んだり、どぶろくやあまざけをつくっています。
後藤さんの暮らしの土台は「手づくり」です。
2008年1月に大分県で第一号の「どぶろく特区酒造免許許可」を受けたのが、後藤さんのサリモスでした。
県下ではどぶろくづくりを教える人がおらず、他県に通ったりしてどぶろくづくりを学びました。
空き家となっていた建物を活用して、どぶろくづくりをする工場(こうば)も手づくりしました。
また、森の宿泊リストランテ「サリモス」は、後藤さんが代々受け継いでいる土地で育てた杉の木で建てられました。
土地で育った木材をつかっているからか、いつの季節もとても居心地がいいです。
サリモスでは、土地が育む美味しい水と野菜をつかって手づくりの料理を出し、ゲストをもてなしています。
「食べること=生きること」。サリモスのコンセプトです。
「土地を守りたい。地域を守りたい。それは次世代の子どもたちに受け継ぐ、ということ。
でも今、難しくなっている。
農業のなりわいっちゅうのは、山があって、田んぼがあって、畑があって、文化を守って。
それが『アグリカルチャー』やな。
農業は今、分業されている。分業だと手段がなくなる。それがやっぱり難しいと思う」。
奥様の順子さんの話は熱を帯びます。
土地が生み出す恵みに感謝しながら、生きるベースのひとつである食を謳歌する。
山、田んぼ、畑、文化・・・恵みを生み出すさまざまな要素に携わることで、美味しい食材や居心地のよい空間を生み出しています。
後藤さんご夫妻は、日々、田んぼや畑の面倒をみて、合鴨たちの面倒をみて、木々の面倒を見て、地域の活動にも積極的です。
土地でのすべての活動が「アグリカルチャー」=農業ということに、はっとしました。
祖母山麓の美味しい恩恵をめいっぱい受けているサリモスのどぶろくや甘酒を、是非ご賞味ください。
そして、くぬぎの木立が美しい「森の宿泊リストランテ・サリモス」にも、足をお運びください。
poco a poco sarimos(サリモス)当店取扱商品ご紹介
■サリモス【どぶろく】荒城の雪 & 桜 380ml(紅白)2本セット http://www.taketasyoku.net/items/1008863
■サリモス【どぶろく】祖母山 720ml 2本セット http://www.taketasyoku.net/items/1008866
■サリモス【あまざけ】500ml 12本セット http://www.taketasyoku.net/items/1008868
■サリモス【どぶろく】荒城の雪 380ml 2本セット http://www.taketasyoku.net/items/1008859
■サリモス【どぶろく】荒城の桜 380ml 2本セット http://www.taketasyoku.net/items/1008864
※※※【ご注文の前に:発送時期について】必ず下記ご一読、ご確認をお願いします※※※
毎週火曜日15時(午後3時)までにご入金が確認できたご注文は、その週の木曜日に大分県竹田市から発送します。
水曜日にご入金が確認できたご注文は、翌週の木曜日の発送となります。
生産者自身が、心を込めて発送します。
注文後、お届けまでかなりのお時間をいただく場合がありますが、何卒ご理解のほど、お願いします。
※※※
サリモスどぶろく製造所 http://sarimos.web.fc2.com/
農業をつうじて「いのち」を伝えられる尊さに感謝しながら、丹念にどぶろくを仕込んでいます。
大分県どぶろく特区第1号認定(自分の所有する水田の米を使用すること、
民宿や食事を供する施設を持っていることが必須条件)です。