2015/04/10 11:31
乾燥きくらげをぬるま湯で戻すと早く戻る。
ボールに乾燥きくらげを入れ完全に浸かる位までぬるま湯を入れます。
戻し時間が15~30分位。
柔らかくなったらOKです。
これなら手早くて調理のちょっと前に用意するだけですみますね。
ちなみに”ぬるま湯”とは30℃~人肌くらいです。
乾燥きくらげは水で戻した方が美味しい?
”お湯で戻すより水で戻した方が美味しい”
これはキノコ業界で囁かれているウワサです。なぜ??
そのワケはお湯で戻してしまうと細胞壁が開きやすく、旨味や栄養が
一気に逃げてしまう為、冷水でゆっくり開かせた方が美味しいという事だからです。
ボールに乾燥きくらげを入れ完全に浸かる位まで水を入れます。
戻し時間も諸説あり30分で戻るという意見から、一晩浸けた方が良いという意見まで。
ある生産者さんが実験したところ、6時間浸けると元の重量程度に戻りました。
12時間浸けたものは元の状態より重くなるほど水を吸収しました。
ですが、12時間浸けたものは柔らかくなりすぎて食感が悪かったそうです。。
その事から夕飯に使うのでしたら、11時位から水に浸け17時位から調理に使うのが
一番美味しいと思います!(6時間程度)
砂糖をひとつまみ入れると美味しくなる?
これは乾物全体に言える事のようですが、戻し水の中に砂糖を少し入れておくと
時間が経って固くなった乾物もふっくら柔らかく戻るそうです。
砂糖は保水性が強い為、乾燥きくらげの中に入り込んだ砂糖が水を蓄えて柔らかくなるので
美味しくなる!という事です。
POINT:乾燥きくらげを戻す時は、砂糖を一つまみ入れると美味しくなる!
乾燥きくらげの戻し汁はあまり料理には使いません。
国産乾燥きくらげを戻すと戻し汁がピンクっぽい色に変わりますが、これはきくらげの色素が水に溶けだしたものです。
飲んでも食べても害はありませんが残念ながら”ダシ”としてはあまり期待できません。
ただし漢方では、ナツメと乾燥きくらげを煮出したものを毎日飲むという、生理痛を治す民間療法が伝わっています。
きくらげの戻し汁にも栄養が詰まっているので、利用法が思いついたら使ってみた方が良いと思います!
乾燥きくらげの戻し方、のまとめ